「……あ、アヤセを……だな……その……悪役令嬢にして……ほしい……」
「……は?」
今思えば、すべては俺の父親のわけのわからない死に際の一言が原因だった。
うちの一族、ユキシマ財閥は国の三大財閥のトップだ。その財力といったら一時
は国と同等の権力を持つとまで言われたが、今は違う。当主である父が病に倒れたのだ。
そう!この物語は父の死をきっかけに権力が失われていく財閥を、後継者であるこの『俺』が義妹とともにイチャコラしながら立て直していく感動の物がた……
「ちょっとおにいぃぃ〜、全然話がちがうじゃん!」
「そ、そうよあんた馬鹿じゃないのこれ!『そう!』のところから完全に私利私欲が入ってるじゃない!」
「あのねナツキくん、流石に本編ではないからってここで嘘を話してしまったら元も子もないじゃない。それともあれかしら、外では成績優秀で容姿端麗な妹が好きすぎて、その妹とともに財閥を支えてあわよくば結婚を〜……なんて妄想を平然とひけらかしちゃうタイプの頭のかわいそうなシスコ……」
「いやちょっと三人とも黙っててくれ!」
そうこれはスローライフ主義で怠け腐った妹を最強の悪役令嬢に育てあげる物語。そして同時にスローライフ主義ゆえに、悪役令嬢は避けては通れないであろう破滅フラグを回避してしまうという、そんなお話である。
……てなわけで、悪役令嬢育成ラブコメはじまります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 08:21:07
9681文字
会話率:42%
朝起きると、我が家ごと異世界にトリップしてしまった兄妹。しかもチート能力に目覚めたのは兄妹ではなく、我が家に住み着いた○○○だった。とりあえず、異世界での生活をはじめるが、果たして元の世界に戻ることができるのか?兄は異世界でハーレムを築くの
か!
性行為を誤解させる表現がございます。不快だ。これはまずいだろ。というご意見があれば、ムーンライトへお引越しさせていただきます。
※腐った妹の脳内で変換されるBL風味の表現が多々出てきます。
※兄はバイです。
※R15の限界に挑戦?
(注)拙い文章ですご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-13 17:38:03
164977文字
会話率:54%