男同士の友情以上の想いを描いた『烈愛』シリーズが大好きな子爵令嬢アネットは、最近異様に仲の良い二人の男性から目が離せすことが出来ずにいた。彼女の幼馴染のフィリップと、公爵令息のテオドールだ。【もしかしたら烈愛系?】そう思った彼女は、彼らの行
動を可能な限り観察し、それを元に妄想をふんだんに詰め込んだ観察日記をつけていた。それはやがて、彼らをモデルとして自ら『列愛小説』を書くほどに。一方世間では、元庶民の令嬢がヒロインの恋愛小説が大流行で… ホワイトデーに可愛い恋物語を!と思っていたのに、なぜか≪腐の妄想≫令嬢のお話になっております。ちなみに、『烈愛』は私の造語です。また、このお話にはヒロインの妄想以外のBL要素はありません。 私の短編としてはちょっと長めですので、少しばかり時間つぶしをされたい時に、ゆっくり読んで頂けたなら嬉しい限り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 06:00:00
11635文字
会話率:46%