私には、幼馴染が2人いる。その内の1人、女子の幼馴染の小都が「今、好きな人がいる」「幼馴染との恋ってどう思う?」と言い出したので、私は心を躍らせた。そんな聞き方をする時点で、もう1人の幼馴染の孝市が相手に決まっているからだ。
しかし
、応援すると言うと、小都は表情を曇らせ、告白するつもりはないと話す。私が思いっきり太鼓判を押すと、「脈がないから」と渋っていた小都は、孝市へ告白することをようやく決めた。
ところが。孝市に私が確認してみると、なんと孝市は小都を恋愛対象として見たことはないと言うではないか。……なんてことだろう。このままでは、私のせいで、小都が見込みのない告白をして、傷ついてしまうことになる。そんなことは断固として防がなければならない……!
そんなある日、私が神社で幼馴染の恋愛の成就を祈っていると、何やら脳内に掲示板のコメントのような言葉が流れ出した――!
幼馴染同士の恋を成就させるために、脳内に流れるコメントに右往左往しながら、奔走する私の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 18:45:50
120408文字
会話率:52%
気なる男を落とせない事など無い という程 自分に自信があった愛美
ある日の朝 数人の男子社員に囲まれて チヤホヤされながら出社してきた すると 見かけない男がエレベーターの前にいて その男にチヤホヤされている様子を冷ややかな目で見られ 愛
美は嫌な感じの人だと思ったが 自分には関係ない人物だと思い直しオフィスに入った
だがその男は 愛美の課に本社から赴任してきた課長だった
愛美は課長から冷ややかな目で見られた事に屈辱的気持ちになり 自分の虜にしてやろうと あの手この手と アプローチを始めるが 1ミリもなびかない相手に次第に自分でも気付かない程 必死になっていった
そんな愛美を見かねた親友の花音(かのん)に もう止めろと忠告され 自分の気持ちを見つめ直した
それでも 課長に時々アプローチするも 毎回課長の態度は変わらず 愛美を冷ややかな目で見るだけだった そんなこんなで 諦めようと決心してから 少しづつ運命が動き出した・・・ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 21:05:03
15798文字
会話率:83%
主人公「十波 新」が学校終わりに校門を出て、帰路につ くと目の前には人間の形をした赤い血の海が広がっていた 。クラスメイト達はその横を颯爽と涼しい顔をして通り過 ぎて行く。 そして彼はすぐにもう脈がない遺体に近づき顔を確かめる 。その顔はよ
く知っている顔で、愛している恋人だった。 それを確認すると彼の目からは一筋の水滴が滴り落ちてい く。 彼がバッと顔をあげると目の前には自分と姿形が同じの「 自分」がいた。「自分」は気味悪く口元を三日月型に歪ま せ「お前アイツと共に死ぬ」とすぐそこにある彼の恋人を 指さし言った。 校門を出たところにあるもう葉桜になっている並木道の木 の葉がカサカサと音をたて嘲笑っているようだった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-23 23:50:12
2693文字
会話率:62%