宗教国家クルサール王国では、年に一度、夏の涼をとることを目的とした宗教色のない『納涼祭』が開催される。
人々が純粋に祭りを楽しむその日を、聖女の息子・リツィードはよく知らないと言う。
どこまでも人間味のない少年と友人になったばかりのカ
ルヴァン・タイターは、呆れながらも、少年に『楽しい』という感情を教えるために、リツィードの手を引いて祭りへと繰り出した――
唯一神エルムの教えと剣術以外、空っぽだった少年リツィードが、納涼祭をきっかけに『楽しい』を覚えて、友と心を通わせていくお話です。
※『聖女転生物語』の番外編になります。本編と完結済み番外編『英雄カルヴァン・タイターの日常』読了後の方がより楽しめると思いますので、ぜひそちらを先にご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 00:00:00
11705文字
会話率:41%
春の祭典後に突如やってきた春の嵐が過ぎ去って、やっと平和が戻ったと思った頃――
エルム様のお膝元・クルサール王国の王都に謎の病が広がり、未曽有の大混乱が生じていた。
王立教会は日々治療と救いを求める人々でパンク寸前。民の心の支えでもあ
る聖女イリッツァは、昼も夜もなく対応に追われるが、解決の糸口が見えない前代未聞の事態に、内心途方に暮れていた――
※Twitterでリクエストの多かった、過去作『聖女転生物語』の番外編です。時間軸は、『600年後の後日談』の後(初夏くらい)になります。
※本編後半のネタバレがほんのり含まれているので、少なくとも本編読了後を推奨します。
※カクヨム様にも転載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 23:35:35
107502文字
会話率:47%
「紅い瞳の奴隷騎士は少女のために命を捧ぐ」https://ncode.syosetu.com/n3175he/の番外編です。
本編未読者を想定しておりませんので、気になる方は本編読了後戻ってきていただくことを強くお勧めいたします。
※本スト
ーリー内に本編ネタバレも多分に含まれております。
※本編はタイトル上部のシリーズリンクからも飛べます。
時間軸はエピローグの後。帝都を出立したミレニアが北を目指し建国するまでの期間。
とはいえ建国に伴うシリアスな展開よりも、頑なに奴隷根性を発揮する従者を懐柔するエピソードが多めになる予定。時々シリアス。
恋愛メイン、糖度多めなので苦手な方はご注意ください。
本編中では語られなかった気になるあの人のその後、などにも言及予定。
まったり更新していきます。お楽しみください。
※カクヨムにも転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 00:00:00
421744文字
会話率:39%