幼少期に「進化の瞳」というスキルに目覚めた主人公リヴィ。
目に映る者はいろいろなものが継ぎはぎのような姿に見えるようになってしまった。
そんな中、一人の少女だけが少年には正常な姿に見えるようだ。
これは、そんな二人が紡ぐ物語。
最終更新:2020-03-13 12:00:00
6896文字
会話率:32%
この世界の四端には強く美しい古のものが住まう宮がある。
東の果てには、美しき魔物が住んでいる。魔物の持つ7色に輝く長い黒髪は、魔物の住処である宮殿を這い、蒼いはずの宮殿を黒く見せ、その髪をたどって宮殿の最奥に行けば、長椅子にしどけなく横に
なった美女がいるという。
美女は8の腕を持ち、尋ね来るものの願いを聞くとわれ、その対価に求められるのは美しい簪か、新鮮な食べ物。願いを叶えてもらった者は、宮殿に絡みつく髪に手ずから簪を指す。
東の最果ての魔物は、ゆえにこう呼ばれる。
【簪の宮の女王蜘蛛】
又の名を、
【東宮綾羽の蟲】
これは、人でなき者たちと人の少年の不器用な恋と再生の物語…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-13 01:14:50
6946文字
会話率:42%
月擬人化なお話。月に魅入られた女の子と月(擬人化)がひたすらちゅっちゅらぶらぶしてます。
――新月の真夜中にしか逢うことはできない。美しい白金色の魔物と、その魔物に好かれた哀れな少女。二人は儀式にも似た逢瀬を繰り返し、そして今日。少女は
魔物と同じ存在になることを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-09 14:00:00
4875文字
会話率:44%