伯爵令嬢レイラ・オパールは、劇の脚本家になりたくて日夜執筆活動に励んでいた。王立芸術学院の演劇コースに入学したいのだが、父親の反対で叶わない。
ある日レイラは、芸術に造詣の深い王妃主催のガーデンパーティーに列席したが、参加する同じ年頃の令
嬢たちの装いがどうにもおかしい。どうやら、王妃の実子である第二王子マリウスに関係があるようで……。
「どうしてみんな金髪縦ロールなの……? え、このパーティーがマリウス様の花嫁探しらしい? マリウス様が悪役令嬢好きって噂? へぇ、じゃあまるでこの光景は『量産型悪役令嬢』ってわけね。あ、この言葉、次の脚本で使えそう!」
「相変わらずだね、レイラ」
「マ、マリウス様?!」
寝ても覚めても脚本家になりたくてしょうがないオタク気質の伯爵令嬢と、噂に尾ひれがついて何故か悪役令嬢好きとされてしまった第二王子が、ひょんなことから役者や舞台を巡る事件に巻き込まれて、二人で探偵の真似事をしていく物語です。
※この作品は、たこす様主催の第二回だーれだ企画に参加しました。内容は少し変わっています。
※ふんわり異世界設定です。
※ふんわりミステリー風味で、主軸はラブコメです。
※劇やお芝居に関してズブの素人です。出てくる芝居内容や考えはほぼ想像です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 08:00:00
7085文字
会話率:54%
第3王子の婚約者選びの夜会にて。王子の側近達は可憐な妹を叱責する姉の姿を目撃する。悪役令嬢と虐められるヒロインだ!と興奮した側近達はさっそく王子に報告し…
最終更新:2020-08-09 17:00:00
10685文字
会話率:32%
セレスティアラはとある大国の転生王女。
とある事件で、男になってしまった彼女は、自らがとある恋愛シミュレーションゲームの主人公であることを知る。
同時に、男になった自分の姿を知り合いに見せることが耐えられず、大国から世界の反対側まで逃げ出し
た。
その先で辿り着いた王国。いろいろあって、その貴族御用達の王立学園の庶民枠を通過したセレスティアラは、入学式に一度だけ話した王太子様に憧れを抱きながら、今後の生き方を思いながら学園生活を送って早三年。
現れたのは、まさに聖女様を思わせる庶民枠の生徒、アリエスだった。
彼女はセレスティアラの憧れの王太子を始め、国の上流貴族の令息達で逆ハーレムを作り上げ、学園中を味方に付けていく。
そんな状況に違和感を持ちながら、他人事として過ごしていれば、アリエスをいじめている主犯、と言う疑いを着せられて、自分が知る王太子とは思えない彼や、逆ハーレムメンバー達に、乙女ゲームでよくある糾弾紛いのことをされる毎日。
行く宛がない為に、濡れ衣だと訴えながら、無視して学園生活を送っていた彼女だが、そこへ大国からの追っ手として、元両親代わりの従者二人が現れて……。
セレスティアラの濡れ衣を晴らす為の奮闘が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-21 15:38:20
13672文字
会話率:34%