前作:治療完了、目をさますよ
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「何も感じない。仕事だから。人を殺すのなんて簡単だ。こうするだけだからな」
2020年、東京、巣鴨。
そこは精神外科医院として、自殺病患
者の治療を行っている。
表向きは合法な医者として。
院長の秋山は、山中侑玖という、感情の欠落した"殺し"専門のマインドスイーパーと共に、患者を安楽死させる業務をこなしていた。
S級スイーパーの能力を持つ侑玖は、難しい案件を単独で処理し続けることが出来る。
ある日、侑玖は赤十字病院の理事長、大河内汀の娘、幸の夢世界に侵入する。
そこで幸を自殺病のウィルスから救助することで、彼は彼女に懐かれることになる。
夢世界への侵入を自在に行える能力を持つ幸は、侑玖の感情を呼び戻そうと苦心する。
しかし、医療テロリストのテロ行為が再開。
テロリストの少女、葛葉に狙われていたのは、佐谷計画というマインドスイーパー育成計画の生き残りである、侑玖の命だった。
スカイフィッシュである焔という少年が、夢の中で幸に接触したことから、テロリストとの三つ巴の戦いが幕を開けてしまう。
前作、「治療完了、目をさますよ」から20年後の東京を舞台に、少年達が策謀に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 19:24:50
82489文字
会話率:42%
「自殺病に罹った人は、もう二度と幸せになることはできない。そういう病気なんだよ」
世界には、人間の精神を汚染し、やがては自殺へと患者を導く精神疾患、自殺病が蔓延っている。
2000年、東京都八王子。
自殺病のウィルスを外部からの精神干渉に
よって、物理的に切除する"精神外科医"がいた。
医師である高畑圭介は、人間の精神内に夢を媒介として侵入できる能力を持つ、"マインドスイーパー"の少女、高畑汀と共に、自殺病患者の治療を行っている。
高畑汀は、半身不随の障害者である。
しかし彼女は、精神世界では無類の機動性と強さを併せ持っている。
圭介と汀が自殺病患者を"治療"していく中、精神外科を取り扱う赤十字病院のシステムが、テロリストにハックされてしまう。
汀に固執するテロリストの少年、一貴との出会いにより、亡くした記憶と自意識の間で苦しむ汀。
やがて精神外科に行われるテロ行為は加速していき、汀は自分という個意識を殺されてしまい、親友の理緒も精神に甚大な傷を受け、心が崩壊してしまう。
絶体絶命の中、テロリストの狙い、高畑圭介の策謀が明らかになっていく。
誰が正しいかも分からない、悪意が飛び交う中、汀達マインドスイーパーは、それでも"人を救うため"に命を賭けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 13:51:46
328277文字
会話率:44%
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汐月 晶 (女 30歳)
ミュンヘン
大学精神医学研究所所属の研究員である精神科医。
日本が大嫌いなドイツ人とのクォーターで孤独を好む低血圧の偏頭痛持ち。
所長である教授の指示により日本にある聖アンナ医科大学附属病院へと派遣される。
担当患者は極めて稀な難病と無数の合併症を患う院長の一人娘、仁科 棗。
これは仁科棗の回復までの診療録、
または汐月の不平不満不快不信の独り言、
或いは、医療と研究と倫理の顛末。
※当作品はPCからの閲覧でのみレイアウト調整・確認しております、ご了承下さい。
※当作品でストーリーが展開するのは、診療録(経過情報)となります。
更新状況:http://twitter.com/zzzz_zzz_zz_z
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-06 01:00:00
281788文字
会話率:1%
いかなる種類の苦痛も快感に変換する塵機精神外科手術(ナノ・ハートクリア)。
だが、その技術は人間の正義と平和を破壊し、人間を全自動殺人機へと変えることを可能としていた。
小野寺翔太郎(仮名)は、塵機によって親友の命と己の記憶を奪われな
がらも、人類の自由のために謎の全堂電器を相手に戦うべく、敢然と立ち上がった!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-01 22:51:35
31743文字
会話率:28%
ロボトミーになって、工場の部品として働く僕。感情なんて何にもない……※本来のロボトミーの意味は、精神外科手術の一つです。それによって生まれた人間を指し示す名称ではないし、ロボットとも何の関係もありません。響きが気に入って、小説内でこんな使い
方をしてみただけですんで、そこんとこよろしくです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-25 17:21:39
1648文字
会話率:0%