人類が衰退し始めはや数世紀。王侯貴族は復権し、寝物語に現れるような、妖精やら竜なんかの化物が世界を席巻する中、人の街でなんとか生きている。そんな少女の体の話。
c100土曜O-43b
「竜星書誌 古今東西ある日の出来事」にて収録
最終更新:2022-08-12 07:06:35
31015文字
会話率:43%
箒星『聖杯』。
それは魔素、すなわち未知なる現象を引き起こす不可思議を異常に秘めていた。
魔素は箒星の光に乗ってこの星に降り注ぎ、壮絶な環境変動をもたらすことだろう。
かくして人は『りゅう』を造った。
この星を毒してしまうであろう魔素
を破壊する存在として。
しかし魔素が根絶されることはなかった。
世界は、少しずつ、着実に、変貌していった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 20:00:00
17628文字
会話率:41%