人類の大多数が火星に移住した火星暦1623年。火星の130億人が死滅した。生き残ったのは地球市民2億人のみ。
漁師の職のイミルは木星開発メンバーに選抜される。そこには密かに想いを寄せる親友のハーモもいた。
木星開発は実は木星への移住計画だっ
た。なぜ人類が製造不可能な木星に住もうというのか。しかもその移住地はサイクロンの真っ只中だという。
その方法は?
貿易用カーゴシリンダーで木星へと向かうイミルたち。
その途中、彼らは稼いで危険なミッションに挑むが、その頃、地球にははるかに大きな危機が迫っていた。
イミルとハーモは自分たちに残された物資と知恵を頼りに新たな移住地を創造しようとする。
遥かな天地創造の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 11:52:52
44403文字
会話率:42%
人類が太陽系のあらゆる地平を開拓しつくした未来。光速の壁は未だ人類の行く手に立ちふさがっており、仮想社会では満たされぬ人類の開拓欲と物欲は、新たな現実の地平を求めていた。
新たな地平創出のためのプロジェクトのひとつ、エウロパで行われていた
「セカンドクリエイション」は、エウロパそのものをエネルギーとして新しい世界を創造し、移住地に仕立て上げるものだった。
そこは、この宇宙とは別の世界で、最初は単なる平面と、それに隔てられた二つの空間があるだけだったが、エウロパの地表に点在するラボの実験で、次第に世界として意味が付け加えられていった。
平面は地表となり、その下は地下、上は空となり、起伏が作られ、光が生まれていった。
チノは地球でオンライン仮想社会のプロデューサーを長年努めてきた政府役人だったが、セカンドクリエイションへの参加を命じられ、地球圏からエウロパへやってきた。新たな地平は、観測者を送り込む段階に来ており、観測者が地平に降り立つと、その世界の物理法則や物質の意味、尺度と時間が与えられるという。オンライン仮想社会をいくつもデザインしプロデュースしてきたチノが創造主に適任だというのだ。
無垢なる地平に、今、新たな世界が生まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 20:54:37
19206文字
会話率:32%
土地境にある川に、魚の群れが上がってきた。川に網を張って漁を楽しんだ。
悲しいことが起きた。毒ヘビか、毒蜘蛛かサソリに刺されたのか、りりしい若馬はあっけなく逝ってしまった。
父の留守中、怪しい男が。ちょうど居合わせた、隣のおじさんのおかげで
、難を逃れる。
上がってきた魚。悲しい出来事。怖かった事。三篇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 14:10:51
10790文字
会話率:4%
――異世界召喚されました。俺だけ言葉が通じませんでした。ほんと笑えない冗談。――
親の仕事の影響で転々と引越しを続けてきた葉山仁。新学期と共に移動した、今度の移住地は自然に囲まれた土地、
ではあるが駅が近くにあるため都会のようなビル郡も立ち
並ぶ、便利で住みやすい所だった。
事の始まりは梅雨もそろそろ終わりを告げる頃。テンプレ通りな始まりに、イレギュラーな出来事から始まる異世界での生活。ヒロインはワケありのハイエルフ。少々ダークな内容で、ほんわかとしたストーリーでやっていく「つもり」です。
ぐだぐだの自覚はありますが、生暖かい目でご覧ください。
<(ストーリー的に)壁と癒しが乱立する世界>更新は遅めです……。タイトル迷走中(小声)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-28 20:52:14
25860文字
会話率:23%