とある冬の日、孫請けSE三年目の苗代沢青年は深夜のオフィスで思いたった。
「会社爆破しよう」
その翌日、ある意味必然的な交通事故に見舞われる苗代沢。大型トラックとの衝突により必死の事故から奇跡的に生還し、自分が助けたと主張する美貌の君と
邂逅する。いやいや、だれですかあなたは? 人違い? ――おそらくは、それが発端だった。そいつと出会って、倦んで停滞した日々は色めき立った。紫煙の先で彩られた未来は、今までよりちょっぴり刺激的みたいだ。
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全11話(予定)の短いお話になります。
社畜がそそのかされて会社爆破するまで、と、少しのその後。
お付き合いいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-11 01:42:54
34912文字
会話率:42%