浴衣を着て夏祭りに行った十六歳の女子高生アカリは、突然落ちてきた流星に呑まれてしまう。目を覚ますと、なぜか騎士と魔法の中世のような異世界だった。
ちょっと風変わりな女神さまの加護の元、運よく国主さまに庇護され、勇者さまとも知り合えて順風
満帆な人生かと思っていたら、救国の聖女輝姫とみなされていた。
どうやらこの国は、妖魔という化け物と戦争中だったのだ。
……アカリが輝姫のわけないのだけれど……。
輝姫として戸惑いながらも城塞都市で暮らしていくこととなったアカリに時たま起こる記憶の揺らぎは、だんだんと心に疑問を投げかけていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-18 21:13:56
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会話率:36%