*このお話は~直通運転編③~の続きとなっております。よろしければ、~直通運転編③~の方もご覧ください。
二〇二一年、神奈川県の閑静な住宅街に住む高校三年生の西谷百合絵は、今年大学受験を控えていた。お騒がせなウイルスの影響や伸び悩む成績の
こともあり、彼女はまた大変な高校生活を送っていた。二年生の頃から付き合い始めた新しいパートナー――的場萌花とも三年一学期の途中で別れてしまい、彼女にはもう受験勉強と大学受験いう目の前のつらい現実しか残っていなかった。
二学期が始まって数日後、幼馴染でクラスメイト――寒川琴乃の違和感に気づいた。気になって仕方がなかった百合絵は出来心により琴乃の荷物を勝手にあさってしまいそれが仇となり唯一無二の気が置けないクラスメイト、そして友達を失ってしまった。
もはやこのクラスに一緒に居てくれる人は誰もいない。つらく思い悩んでいた百合絵はとうとう鉄道ヲタクの秦野宏明と昼休みを共にしてしまう。幸い秦野は百合絵の他クラスの友達――神宮真妃の彼氏ということもあり観察対象という意味でちょうどよかった。しかし、百合絵には腑に落ちないことがあった。
「どうして何も共通点のない秦野と真妃ちゃんがこんなにもラブラブなの?」
ある日、一年生の頃のクラスメイト――舟渡啓介との偶然の再開によりなんとか琴乃と仲直りするきっかけをつかんだ百合絵だったが、琴乃は「舟渡が受験する慶應か早稲田に合格しなければ来年四月から絶交する」という無茶苦茶な条件を突き出してくるのだった。
「琴姉のバカッ! できっこない条件つけてくるなんて……。ほんと、最低っ!」
とある私鉄沿線に住む高校三年生の女子高生の日常を描いたお話。彼女の大学受験の結末は? そして、秦野と真妃のカップルの秘密と、あのとき琴乃から感じた違和感の秘密とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 21:35:08
117712文字
会話率:53%
二ツ橋渉は大学3年の夏休みにお祖父さんの葬儀のために東京の大学から実家相鉄沿線の三ツ境まで帰る。その電車内で自分の過去のこと幼馴染の相沢若葉のことを考えていくうちに高校卒業の時に大げんかのもとになったように地元三ツ境を逃げたくなるが…
三ツ
境を通過したい筆者が全力で三ツ境を描こうとして三ツ境を描けないわ、相鉄線を舞台にできてそうでできてない作品です。
Twitter→ https://twitter.com/sowe_9707
*この作品は実在する場所、駅名、路線名が使われいたり使われていなかったりしますが、パラレルワールドと思ってお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-20 21:35:25
5644文字
会話率:24%
「免許センター路線」「地味な大手私鉄」と言われ続けていた「相鉄」こと「相模鉄道」。
2022年度に全線開業した「相鉄新横浜線」によって、神奈川県央から新横浜に直通する路線として注目を集めている。
最終更新:2019-12-04 13:15:55
1618文字
会話率:32%
この作品は、相鉄グループ主催「鉄道小説大賞」一次選考通過作です。
https://www.tetsudoshosetsutaisho.com/%E3%80%8C%E7%9B%AE%E4%B9%85%E5%B0%BB%E5%B7%9D%E3%
82%AB%E3%83%83%E3%83%91%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8D%E6%B2%B3%E9%87%8E%E7%AB%A5%E5%AD%90/
相鉄沿線を流れる目久尻川に棲む、河童が見守った百年間の物語。人間不信の河童は、少年と出会い、何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-15 18:59:22
5805文字
会話率:31%