夏至祭が始まる少し前。僕らの目の前に現れたのは二人の奇妙な旅人だった__魔術師と名乗る異国の旅人を匿う青年に、次々と不思議な事件が起こる。砂漠の孤独な町を守る氷の木、ガラスを通した不思議な魔法。極めつけに、夏至祭をきっかけとして街全体の時間
が少しずつ昔に戻り始める。元凶はやはり、招かれざる客たちなのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 23:26:22
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会話率:53%
森の向こうには、魔女が住んでいる――。そんな怪談めいた噂は本当だった。魔女は小さな兄弟を助ける代わりに、二人の拾った赤子をもらい受けた。魔女によって育てられた赤子はすくすくと成長し、やがて十五の少年となった。少年エミリオは、魔女の言いつけを
守って、ずっと魔女屋敷にこもっていた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-10 16:00:00
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会話率:54%