僕は……独裁者になる……
シーザー・レギオンは地球で非業の死を遂げた河崎零(17歳)という名の少年だった。彼は死ぬ前、抑圧された環境の中で育った。大切な者を奪われ、虐げられ続けてきた。だから今度は自分が奪う側に、虐げる側になる。
少
年は召喚された遺跡で太古の超兵器、レギオンと出会い、自らに秘められた力のことを知る。《Qliphoth(クリフォト)》と呼ばれる外殻に《悪霊》を憑依させ、兵器として武装化させる魔術体系、《Armed》。それを屈指すれば奪う側に、虐げる側に、支配する側に回れるという。少年は新世界で武装術式の神髄へと迫ろうとする。そのために屍の山を築くことになろうとも。
崩壊する半神族の帝国、迫りくる大軍の足音、止むことのない怨嗟の声。少年の飽くなき支配への欲望が《鋼の軍隊》を造り上げ、世界へと侵攻を開始する。すべては遠い日に捨ててきた夢の先へと進むため。
※主人公がヒ○ラーのような極限の悪のような作品がなかったので自分で書くことにしました。
平日は12時過ぎ頃、休日は3時30分頃に更新(努力義務)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-16 23:00:00
205401文字
会話率:20%