その学園には恐れられている三人の令嬢がいた。
公爵令嬢で生徒会風紀委員のクローディア。
クローディアの付き人のぶりっこシャノン。
そして、クローディアの虎の威を借る少女リオノーラ。
「その髪飾りは校則違反ですよ」
「ちょっと~。怯
えた顔で俯かないでくれる? クローディア様がいじめてるみたいじゃない」
「そーよ、そーよ!」
リオノーラは自分の学園生活が順風満帆だと信じて疑わなかった。
だが、図書館である本を見つけてしまう。
その本には自分たちの未来が描かれていた。
クローディアのことを『悪役令嬢』と。リオノーラ、シャノンのことは『悪役令嬢の取り巻き』と記されていた。
そして、悪役令嬢は闇落ちしてしまう未来にあると。
「本当のことが記してあるからって何ですの。そんなのもの、これから変えればいいだけの話ですわ!」
リオノーラは腰に手を当て、胸を張る。
「そーよ、そーよ! 未来を知っているなら、これから変えていけますわ!」
リオノーラは決心した。必ずクローディアたちと友達になると。
話数:全32話
定期更新:毎日7時20分
最終更新日:8月2日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 07:20:00
4786文字
会話率:36%
ライリー・テイラーが前世の記憶を取り戻したのは8歳のときである。
そのときにここが乙女ゲームの中だと知ったのだ。
だが、同時にわかったのは自分がモブであるということ。
だとしたら手に職をつけて、家を出ようと画策するライリー。
そうして16
歳になったライリーの前で繰り広げられる断罪シーン。
王太子ルパートにヒロインであるエイミー、
婚約破棄を告げられつつも凛々しく美しいクリスティーナ嬢。
内心ではクリスティーナが間違っていないのを知りつつも
モブであるために何もできないライリー
それからまもなく、学園の中庭でライリーは
クリスティーナが責められる姿を見て
黙ってはいられず……
モブである貴族令嬢ライリーと
高貴な心を持つクリスティーナの
異世界友情ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 06:00:00
45133文字
会話率:41%
魔法学校を主席で卒業したルカ・アステル・グランツ。
高名な魔術師でもある師の勧めもあり、のんびり冒険者をしながら魔法の研究を行おうとしていた。
自身の容姿も相まって、人付き合いは苦手。
魔術師ながらソロで旅するが、依頼の都合
で組んだパーティーのリーダーが最悪だった。
段取りも悪ければ的確な指示も出せない、実力も見込めそうにない。
訳も分からん難癖も付けられ、散々。
そこを追放されたのは良いが、
リーダーが剣士職であった為、二度と剣士とは組むまいと思うルカ。
そんな願いも空しく、偶然謎のチャラい赤髪の剣士と組むことになった。
一人でもやれるってところを見せれば、勝手に離れていくだろう。
そうルカは思っていたがーーーー。
「あれー、俺たち最強コンビじゃね?」
「うるさい黙れ」
「またまたぁ、照れなくて良いから、ルカちゃん♪」
「(こんなふざけた奴と、有り得ない程息が合うなんて、絶対認めない!!!!)」
違った境遇で孤独を感じていた二人+仲間達が、魔法においては最強なのに、何故か自分と思っている通りに事が進まないルカの様々な(嬉しい)誤算を経て友情を育む、
そんなお話。
※BLではないですが、メンズ多めの異世界友情冒険譚です。
※アルファポリス様でも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 00:00:20
241539文字
会話率:46%
既存作品『最強魔術師、ルカの誤算~』の番外編です。
短編や、主人公視点以外のサイドストーリー等をこちらに掲載しております。
本編のネタバレがございますので、先に本編をご覧いただけると幸いです。
(本編: https://ncode.sy
osetu.com/n8586hk/)
※BLではないですが、メンズ多めの異世界友情冒険譚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 13:34:23
9847文字
会話率:47%