※20200211 推敲作業が進んでいなかったですができているところまで公開しました。未完成ですが、構想が着地すればまた更新したいと思います。気ままに。
珈琲総合企画営業部の社員として働いていた加賀真人は、ある日上司と口論をしてしまう。
口論の後に、多くの鯨が空から世界中で座礁してきた。
〈鯨の座礁日〉から一週間経過し、大学まで何となく一緒にいた霧端菫から電話がかかる。
「なあ、真人。世界を切り取りにいかないか。真実を見つけに行こうぜ」
珈琲で世界を救いたかった青年が、霧端菫と共に〈砂の鯨〉を探す旅路へ。
霧端菫との再会で加賀真人の燻った心の導火線は次第に燃え始める。
嘘の色が視える警察官、砂の鯨と接続してしまった教祖、真実を追い求める親友。
死んでいく世界に、鯨と雪が踊り出す。
◇登場人物◇
・加賀真人……本作主人公。珈琲は世界を救うと信じている青年。
・霧端菫……主人公の親友。真実を探求する青年。
※三万文字ほど書き溜めているので、なるべく早めの投稿を心掛けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 02:21:27
22185文字
会話率:48%