倭帝国国立高等研究院で研究者をしている純。
彼女が偶然隠れ家バーを見つけたことから、周囲を巻き込んだ騒動に発展する。
でも、バーはいつでも優しい場所。
そこでは純は傷つけない、傷つかない。
美味しいお酒と美味しい料理で、ホッと一息つけられ
る場所。
★キリの良いところで区切るので、一話ごとの文章量にバラツキがあります。
おおよそ3,000~6,000字。
★2021/1/19 完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 20:00:00
115671文字
会話率:25%
19世紀初頭のイギリス、霧の都ロンドン。
産業革命が起こり、急速に発展する科学の力によって激変を遂げる生活の中にも、古き伝統を色濃く残す時代。
東の果ての島国から、不運に不運が重なり、散々なルートをたどってこの欧州の女王の国に流れ着いた、黒
眼黒髪の少女・むつ。
カラードは下等、ホワイトこそ最上とされる世界で、黄色い肌の異邦人として死ぬまで蔑み虐げられるはずだったむつを保護したのは、代々『王室の番人』をつとめる軍人伯爵家の次男坊にして後継ぎであるサイラスだった。
比較的東洋の文化や事情に明るい彼から勝手に「スズキ」と命名され、あれよあれよという間にメイドとして働くことになったむつの、伯爵邸での日々のあれこれ。
必ずしも実際の歴史・文化・風土・風俗・慣習には準拠しておりませんのでご注意ください。時代考証はほぼ皆無です。
※自サイト掲載作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-07 12:00:00
6805文字
会話率:21%