『サモンズ ワールド』という大規模多人数型オンラインゲームは、理不尽要素を詰め込んだ運要素の強いクソゲーであった。
初期は一律レベル1から始まるが、出生がランダムで決まる。上は王族、下は村民……初期資金に雲泥の差があり、さらに初期ステー
タスにさえ如実に差があったり、プレイヤーからはガチャなどと呼ばれたりした。さらにゲームにあるべき復活要素がなく、教会などで復活もしてくれないのである。デスペナどころの話ではない。
辻風 善太郎(つじかぜ ぜんたろう)はそんな「サモンズ ワールド」を攻略していた猛者の一人である。ゲーム内で彼は有名で、精霊騎士団というトップチームの第一席に座っているような人物だった。
彼の手塩にかけて育てたキャラは闇エルフ族の女暗殺者である。色白ロリエルフを作っただけなのだが、誰もその種族の存在を知らないユニーク固体であった。
そんな唯一無二……というより現実にだって絶対に居ないような「闇エルフ族」が、目の前にいたという状況に発展する。いずれ現実と異世界を行ったりきたりして事件に巻き込まれていくという、本人もほとほと理解できない謎展開に巻き込まれていく。
※現在の更新速度は不定期性となっております。できるだけ早い執筆を心がけますが、コメントの返信などがかなり疎かになっております。申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 00:13:42
719566文字
会話率:39%
約2年前に両親を事故で亡くし、つい先日わたしを支えてくれていた祖父も身罷られ……。
1人ぼっちになってしまったわたし、上原菜摘は悲しみの中、祖父の家に引っ越して来た。
……ら、何年ぶりかに叔父に再会、不思議な道具に不可思議な現象を目の当たり
にしてもうわたし意味不明!
祖父が異世界の道具屋さん!?祖母は有名な魔術師!?え、叔父さんも魔術師!?え?道具売ってくれ?え、待って、相場わかんないんですけど!?え、文字読め……え、ちょ、叔父さぁーん!?
──現代と異世界を繋ぐ扉が家にあったら貴方ならどうします?わたしはこうします──
まったりほのぼの異世界の道具屋さん、引き継ぎます。
[アルファポリス様でも掲載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-11 08:50:44
16961文字
会話率:27%
「この世に神は存在するのか?」
「はい、実は存在しているのです」
「ということは...!」
「はい、異世界も存在するのです」
...とあるマイナーな神の思想から生まれた『転生界』。
そこは神の思うがままの世界だったはずだが、そこで突然何者
かによって世界崩落を促すほどの大惨事が起きてしまう。運が悪いことにその『転生界』は現世(地球)と連動しており、事態はさらに悪化。おかげで両世界では様々な災害がよく勃発するまでに至ってしまったのであった。
そんなすっかり変貌した『転生界』の崩落を恐れた住民が肩を寄せ合う中、遂にただの大被害者であった地球(現世)の少年が剣を片手に立ち上がることになる...!
...そんなこんなで剣を持っても特に目立った特技もない少年:美濃鳶高(愛称トンビ)は、この崩落寸前の世界を変えることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 22:39:10
59972文字
会話率:45%