俺の悪友は“漆黒の堕天使”なんていう恥ずかしい二つ名がある。ホントに恥ずかしいよな。俺についたら憤死か悶死するわ。まぁ、付けたの俺だけど。ふさわしすぎてこれしか思いつかないんだ。そんなまっくろくろすけな奴が、ある日真顔で言った。
「好きな
子に告白するにはどうすればいい?」
思わず目が点になった。だがさらに予想外なことに、その『好きな子』は何を隠そう俺の幼なじみだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-08 22:48:04
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会話率:39%
その龍はいつも泣いている気がする。多分私を想って泣いてくれているんだろう。忌み子である私を。
そんな私の隣にはいつものようにこいつがいる。いつのまにか日常になっていた。出会った当初に「好きですつきあってください!」と言ったこいつはかなりのア
ホである。
何せ、その言葉を廊下のど真ん中にいた私に真っ赤なアフロを着けてスライディング土下座をしながら言ったのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-03 04:08:07
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