38歳の兼業作家と、同い年の妻。そして2歳の喋る猫。
広島県の田園が広がる田舎に住む加藤家は、それぞれの思惑から家を持つ事を決める。
家造りの楽しみがギッシリと詰まった私小説。
はたして、加藤一家は小さな幸せを手に入れる事はできるのか?
※現実の出来事と並行しての執筆の為、更新は不定期です。
※猫が喋る以外は八割ほど実話です。
※家を買わないかもしれません。ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 15:55:02
53425文字
会話率:25%
高校には行かずにひとりずっと旅をしている少年、謙人。
廃線になった路線の線路上を歩いていた時に出会ったのは、自らをありすと名乗る少し変わった麦わら帽子の少女だった。
変わっていたのは彼女だけでなく、ありすの飼い猫のミーシャは唐突に皮肉めい
た台詞を話し始める。
猫が喋るというあり得ないはずの事実に謙人は少し混乱していたが、ありすはそんな謙人をよそに、ずっと出来ていなかった自分の村のお祭り「春渡し」に参加してほしいと願う。
謙人は混乱しつつもそれを受け入れて、数日間だけ村に滞在する約束をして、訪れた村の中でありすの友人の女の子たちも含めて交流を深めていく。
だけどその中で皆はそろって「最後の夏だから」と気になる事を告げていた。
どうして最後の夏なのかは、誰も答えない中、「春渡し」は始まっていく。
祭りが進むにつれて、謙人は一つの村の、そしてありすの秘密を知っていく。
うそつきの麦わらのついていた、たった一つの嘘の秘密を――
彼女に秘密とは、うそとは、最後の夏の意味とは何なのか。
謙人は意味を知ると共に、探していた旅の目的を見つけていく。
このお話は少しだけ不思議な、切なくて、だけど優しいお話です。
書けたら載せていくので、不定期連載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 18:53:59
111444文字
会話率:40%
その街では、猫と話そうなんて大人は一人たりともいやしなかった。
大人はみんな、生きる事に忙しいのだ。猫なんかに、構っている暇はない。
寝て、食って、昼寝するだけの、意味のない生き物なんかに。
けれども、そんな街にも、例外がいなかったわけ
じゃない。
だから、いつも猫と話していたその女の子は、きっと相当な変わり者だったんだろうと思う。
―――
猫が喋る世界の、猫と話す女の子と、猫と話したがらない青年のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-12 20:55:47
10039文字
会話率:14%
残酷な人生をあゆみ、不平等なこの世界に光を見出すことができない春斗はある時猫を拾う。
しかしその猫はなんと...!?
「いやぁ〜たすかったよほんと」
!?
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
喋るのだ。
話を聞くと猫は違う世界
から来たらしい。
猫が喋るというありえない事実を目の当たりにし
違う世界があるという気持ちが芽生えてしまった。
「こんな世界見切りつけちゃえよ!」
そして春斗は異世界へと.....
しかし異世界へ行く方法は1回死ぬこと!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-15 18:05:44
5108文字
会話率:38%
学校帰りに、ロングブーツをはいた猫と出会った。
こいつは人間の言葉を操ってカリカリをよこせと言ってくるんだが、どうやらカリカリを食べさせてやったら俺の悩みを解決してくれるらしい。
最終更新:2016-11-18 23:28:31
2581文字
会話率:36%