碧色の海に小島が二つ、南北に隣接して浮かぶ。
温暖な気候に恵まれ、アルキナティアの花が朱く咲き乱れる絶海の孤島。
この世に「魔女」が存在するなんて、微塵も知らなかった。
それこそが、オレの唯一にして生涯最大の罪。
【短編 No.16
】執筆期間 2018.08.17 〜 09.27折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 21:11:55
16902文字
会話率:34%
生きるものには必ず訪れる、「死」。
でも人間の中から突然変異して、魔女として生まれた私には、「死」は訪れない。
数え切れないほど一方的な別れを告げられるうち、私は心が荒んでゆくのを感じていた。”みんなと一緒に”なりたくて、焦っていた。
―
―あの時までは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 22:17:09
6489文字
会話率:51%