「熱血……応援……?」
聞いたこともない加護の名前に戸惑う私。
「ふむ……わしも長いこと神官を務めているが、初めて耳にする加護じゃな。ステータスには戦闘F、補助F、生活Fと記載してあるが……一体何の役に立つ精霊なのか、わしにもサッパリ
分からん……」
「そ、そんなあ……」
周りで既に精霊との契約を終えた子供達は、私と精霊を思いっきり馬鹿にしてクスクスと嗤っている。そして当の精霊本人はというと……
「諦めんなよイザベラ!!! 『熱血応援の精霊』ことマトゥーカが、これからずっと傍についているからな!!! くよくよするな!!! 君は絶対やればできるんだから!!!」
必死に私を鼓舞激励している……何よそれ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 20:05:38
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