熊野は、川や滝、巨岩に神が宿るとして崇める自然崇拝を起源とし、「よみがえりの地」として、人々の心を癒やす特別な地。中でも、「熊野三山」、「熊野古道」、「那智の滝」は、フランスで最も権威ある旅行ガイドでも高い評価を受け、世界的にも有名な地とな
りました。熊野詣は日本人の旅(巡礼)の起源ともいわれ、古人の想いを辿り歩くように、現在でも多くの人が訪れます。“わざわざ旅行する価値がある”と評された熊野の魅力に迫りましょう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-27 11:59:21
2383文字
会話率:0%
京大農学部の男女3人ずつの仲良しグループが、3月下旬、南紀勝浦にお花見旅行に出かけた。その結果、吉野は行方不明、支倉は退学、残った4人は警察に呼ばれ疑われた。主人公深山佐保(みやまさほ)は旅行をきっかけにグループ内の大島稔(おおしまみのる)
と付き合い始め同棲するが、旅行の1年後、大島宛に不思議なものが送り付けられるようになった。宅急便や茶封筒の中身は桜の枝ばかり。黒いリボンで結びつけられた2本の枝は、呪いなのか。大島が吉野の失踪原因か。佐保は大島の手助けをしてしまったのか。桜は不幸を呼ぶのか幸せをもたらすのか。
専門分野の話が多いです。読者に推理してもらうのではなく、謎が解けていく過程を楽しんでもらうほうのミステリーです。
*この物語はフィクションであり、名前の似通った実在の大学、研究機関とは関係ありません。
**2018年に発見された桜の新品種クマノザクラの事例を参考にしていますが、こちらは全く架空のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 21:00:00
45792文字
会話率:44%
亡くなった娘の画を頼まれた多恵さん、その家に行くと土気色した娘輝美さんの幽霊に遭遇。聞けば夫が親友に浮気をされ、子供まで出来、残された自分の子供たちのためハードに働いたあげく肝臓を悪くして亡くなったらしい。その冷気が子供や両親に悪いと教え、
仏壇に篭るように説得。輝美さんは多恵さんに話しをする事で心が晴れると言う。多恵さんは明るくなった彼女をモデルに画を書き上げ、友人の二人の幽霊共々熊野詣を計画。只初日は海を得意とする友人と行動を共にする。二日目、心中した夫婦の飛び入りで6人で熊野参り。三日目、念願の瀞八丁に向かう。ギター引きの男性とその亡くなった妻とのトラブル煮を回避し足りしながら旅を終わらせる。
白浜空港まで送ってくれた宿の息子に女性を紹介する事を約束する。一方旅で輝美さんはすっかり明るくなり、友人の二人の幽霊にも好影響。花嫁候補は田舎が好きで若くて丈夫な画家の理恵ちゃんを紹介。このコロナ禍、蕎麦屋や旅館の行く先を多恵さんは心配するが、それでも何とかしようと頑張
る夫々の店にエールを送るしかないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 15:16:46
48255文字
会話率:53%