ゲーム世界に転移するラノベが流行りの現在、人知れず、クソゲー世界に転移してしまった男がいた。
……と御飛 無月(みとび むつき)は書き出した。
親の事情により、学校にも行けず家と親の職場以外行っては行けないと制限されてきた彼は、有意義な
暇つぶしとして小説を書き始めた。
火炎能力者である彼は産まれながらにして凄まじい才能に恵まれ親に幾度となく褒められ可愛がられてきた。
この制限された生活にも不満は感じていなかった。
平将門、源頼朝の時代から超能力というものがあったと記されているくらいには、超能力・異能というものはありふれたものなのに、なぜ自分が見つからないように隠されているのか理解出来なかった。
だが考えても仕方ないと居候の屑に飯を作り、小説を通して知り合った友達とゲームをして、誰も教えてくれない超能力の使い方を試行錯誤する日々。
だか、平和な日々は突如として崩壊する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 02:00:00
25951文字
会話率:15%
伝統ある名門女子校・百合ヶ丘女学院に転校してきた西条雨多は、中学三年生。
家が事業で成功し、突然にお嬢様の仲間入りを果たした彼女だが、急な境遇の変化に戸惑うばかりだった。
慣れない環境にストレスを溜める雨多は、ある日、不気味な黒い薔薇を
目にする。
前触れもなくつぼみを結び花開く、怪異の薔薇から逃げ出した先で、彼女は「百合ヶ丘の魔女」こと君原まり花と出会った。
雨多の相談に乗って、まり花は火を操る謎の少女・プロメテウスを呼び出す。
百合ヶ丘の魔女の異名を取るまり花、正体不明の火炎能力者の力を借りて、雨多は怪異の黒薔薇に挑むが……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 21:00:00
188461文字
会話率:28%