"終わりの夜"と呼ばれる怪異によって、人類は絶滅しかけていた。怪異の数はあまりに多く、大地を黒く染め上げるほどの大群を形成した。
しかし、ある魔法使いの存在によって、戦況は大きく変わる。歌と踊りによって魔力を編み上げ
、たった数人で敵を焼き払う戦場の天使。
そんな『儀式巫術の担い手』を、人々は崇敬の対象として『アイドル』と呼んだ。
そして、また一人、滅びゆく街と共に死ぬはずだった少女が、その輝きに魅せられてアイドルを目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-13 01:09:19
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会話率:38%