氷河期の到来により、滅びに瀕した人類は地球から外宇宙へと脱していた。
十七歳の少年、火野翔斗は移民船団には乗れずに凍えた地球に取り残される形となったが────ふと気付くと、一万年後の凍り付いた地球にて、発火能力者・焦土として目覚めていた。
そこで出会ったのは、氷の魔女・フロージアと蒸気男爵・スティーブンソンだった。行く当てもなければ戻るべき場所もない焦土は、スティーブンソンの本体である蒸気式万能武装図書館アイオロス号に乗り、旅立つのだが……。
人類は滅亡し、雪原と氷河に支配された地球を巡る、長い旅路と日常の物語。
人外だらけの氷河期スチームパンクSF。
※後書きに挿絵あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-27 22:54:47
126837文字
会話率:56%