ある満月の夜、竜の国に住むドラゴンは金色に輝く竹を見つけた。竹を取ると中から双子の女の子。ドラゴンは二人を大切に育てた。
二人は成長し、気づけばチート級の力を持っていた。そんな中、双子の妹、紫苑(しおん)は「未来視」によって竜の国が人間に
滅ぼされる未来を知ってしまう。
双子の姉、神楽(かぐら)は紫苑とともに竜の国をでて、未来を変えようと旅にでるが、ある出来事をきっかけに我を忘れ、その強大な力で世界を滅ぼしてしまう。
我に返り、後悔する神楽。そこに女神あらわれた。
女神は言った。
わたしはかぐや姫食堂の初代店主。かぐや姫食堂は竜の国の郷土料理をだすお店。お店はあなた達が継ぎなさい。
料理の力で竜が人間にとって大切な仲間であることを世界に広め、人間と共存するのです!
その瞬間、神楽の固有能力「時空転生」が覚醒した。それはただ一度だけ、過去に戻り、やり直すことができるという反則的な力。
自ら滅ぼした世界の過去を変えるため、双子のかぐや姫は時間をさかのぼる。次の人生は必ず最高の料理人になる。世界を救うために。
二代目「かぐや姫食堂」、開店です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 18:24:34
4511文字
会話率:44%
死んだ直後に、偶々仕事してくれる人を探していた神御使さまに声をかけられました。
「神様が管理している複数世界に存在する書物を好きなように読むだけの簡単なお仕事です」
「不老不死で衣食住完備。飽きたらいつでもやめれる上に、勤続年数によっては
ちょっとだけ転生サービスします」
なんて言われたら、生粋の活字中毒としては、断る理由はありません。
異世界にはどんな本があるかな〜〜。と、軽い気持ちで引き受けて、気づけば千年単位で読書三昧してたら、さすがに少し飽きてきたので……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 21:15:29
6456文字
会話率:8%