日常のなかに紛れ込んでいた非日常。
振り回される青年は、自分を、姉を疑いながら過ごすことになる。
大切な人が居なくなったことを、誰も認めない世界の裏側で、平常を装いながら過ごす日々。
慣れてしまったころに訪れる、本当のお別れ。
一
歩踏み出すまでのお話。
アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-02 23:07:22
15209文字
会話率:19%
余命宣告を受けていた恋人が死んだ。目を閉じればまだ、彼がいた病室の色に包まれている。全てが白色だった。そうして私は葬式が終わった今日、彼の心臓を食べる。
最終更新:2015-07-23 02:48:21
5346文字
会話率:46%