西暦二〇一三年。ある日突然正体不明、出処不明の未知生物、魔族なる者達が地球に襲来した。魔族は人類を殺し、侵略を瞬く間に進めた。
人類は多大なる土地、儚き犠牲を負いながら、魔族によって長きに渡る防戦一方の闘いを強いられる事となった。
時は流
れて三十年後、西暦二〇四三年。尚もその闘いは続き、戦況は酷くなる一方だった。そんな中――そんな世界で足掻き続ける少年がそこにはいた。
人類の叡智を集結して作られた人工島、学園都市偃月。
人類の希望なるその島に降り立ったその少年――狩生恭也は何を成し、何を掴むのか。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 23:42:56
66142文字
会話率:64%
《擬食者》ーーーーー人を捕食し、捕食対象に擬態することができる生物。21世紀初頭、人類はその生物の侵攻を受けた。人類は数を減らしながらも戦い続け、『安全圏』をつくるに至った。
時は流れ、21世紀が終わりを迎える直前、少年、一条 拓海は大切な
者を失った。
「ありがとう」それが最期の言葉だった。
そんな言葉はいらない。
一条は大切な者を取り戻す手がかりを探す為、滅んだ街でたった一人《擬食者》との戦いに身を投じた。
それから数年経ったある日、戦いに明け暮れる彼の前に、一人の少女、雛魅 明日火が現れる。
その出会いによって、少年の物語が再び動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 21:20:53
128422文字
会話率:29%