10年前、オークの襲撃により故郷と冒険者である両親を失った少年、シアン=ソイル。
16歳になった彼は、両親や絵物語の英雄勇者に憧れ冒険者を目指す。しかし使えた能力は「柱魔法」という過去に前例が無いもの。
重い物を持ち上げるだけの魔法では冒険
者にはなれず、街を守る防壁の修復、土木作業に使えるのみだった。
そこへ再び多量のオークの軍勢が迫る。街を守ろうと柱魔法を盾として使うも、瀕死の重傷を負ってしまうシアン。だが街に現れたSランクパーティー『月下の宴』の冒険者、エルフの美女ルナレディアと力を合わせ、オークの撃退に成功する。その後、Sランクパーティーに加入したシアンは、憧れだった冒険者としての道を歩み始める。どうやら柱魔法は、あの伝説のドラゴンにも対抗出来る力があるようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 17:35:00
9440文字
会話率:27%
幼馴染のリリアはトップクラスの魔法職『賢者』で、世界でも屈指の実力者を示す『Sランク冒険者』まで秒読みと噂される秀才だ。しかも容姿端麗で侯爵令嬢。
そんな彼女とパーティを組んでいる俺は、毎日のようにパワハラを受けていた。
俺は職業『盾使い
』で、習得しているのは初期スキル『防御の構え』だけ。冒険者ランクは一番下の『C』。
クエスト中に俺が与えられた役割は盾役で、攻撃は全部リリアの役目。
リリアに非難されるのも仕方ないと思ってパワハラに耐えていた俺は、ある日のクエスト中に強力な魔物に遭遇。
負けを悟ったリリアは俺を囮にして逃走。見捨てられた絶望感の中で、俺は異常な防御力を発揮して敵の攻撃をしのぎ、冒険者になって初めての攻撃『盾殴り』を繰り出して勝利する。
自分を見捨てた幼馴染との絶縁を決意し、俺は新しい冒険者生活へと踏み出す。
これは最低の幼馴染と絶縁した俺が、即死級の攻撃も耐える規格外の防御スキルで最強の盾使いへと成り上がっていく物語。
※旧題「絶対防御の最強盾使い ~パワハラが止まらない賢者の幼馴染と絶縁した俺、冒険者ライフを満喫するうちに気付いたら最強に~」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 23:06:32
158449文字
会話率:35%