私は星街ダン。神楽坂の路地裏で、ひっそりと星街珈琲店を営んでいる。
豆を挽き、珈琲を淹れ、静かな日常を守る――
……けれど本当の私は遠い銀河で“最強の戦闘兵器アストラゼノン”と呼ばれていた存在だった。
戦いに疲れた私は、流れ着
いたこの星で人間のふりをして静かに暮らしている。
だが突然現れた宇宙怪獣が街を襲い、ついには地球侵略を目論む“星喰いヴェリア”の娘、セフィラ=ネルヴェリアまで現れた。
私は人間の擬態を解き、アストラゼノンとして彼女と戦い退けた。
しかし敗走した彼女は人間に化け、よりにもよって私のカフェに潜伏先に選んだのだ。
「いいか、人間。私はお前の命を奪わない。代わりにお前は私の世話係であり召使いだ。だから私の知らない所に勝手にいこうとするな」
「……はい」
「それと……私の許可なく、他の女と勝手に会話するな。お前は私の召使いなのだからな」
「すまないセフィ。ここ、喫茶店なのだが……」
どうやら彼女は、人間の“私”が、戦ったアストラゼノンだとは気づいていない。
正体がバレれば、即座に殺し合いになるだろう。
それでも私は、彼女から星喰いヴェリアの情報を引き出し、この地球を守らなければならない。
──全ては平穏なこの暮らしと、引き継いだこの店を守るために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 22:03:19
50078文字
会話率:33%
遠い昔、遺伝子操作によって生まれた最強の戦闘兵器
その残滓である破戒淑女(ジェノミレディ)達。
彼女たちには、その高い戦闘力と引き換えに重い十字架が課せられ
それでも彼女たちは今日も戦い続ける。
遺伝子操作で生まれた戦闘特化人間、ジェノミ
レディ。
彼女たちはしかし、兵器としての運用はされず
公営ギャンブル“ミレディバトル”で戦女(いくさめ)として
世の中で平和であるが故に日々、戦いに明け暮れていた。
これは戦女アリエル。
彼女の眼に映った歪んだ世界の、ほんの一部分の物語。
※ 朝晩二回投稿予定です。
※ 以前、ノベルアッププラスに投稿したものを
大幅に加筆訂正したものです、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 18:00:00
110669文字
会話率:30%
仕組まれた戦いによって世界が滅んでしまった。一人生き残った最強のチート・神凪カルマは、戦いを引き起こした『狂った神々』を追って異世界に転移する。
「誰かに操られたとしてもさ? 結局のところ世界を壊したのは、実際に戦った俺たちな訳だし。
奴らに復讐したところで誰かが生き返る筈もないから、今さら何の意味もないんだけど――これ以上、奴らの好きにやらせるは嫌なんだよね」
新たな世界でも『狂った神』は人々を操って戦争を引き起こしていた。力づくで解決するのは簡単だったが、それでは再び世界が滅んでしまう。カルマは神の計略を世界に伝えて、人々を解き放とうと行動を開始するが――突然襲い掛かってきた竜の女王との出会いが最初の誤算だった。彼女(ヒロイン)たちに関わることで、カルマの計画は狂っていく……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-01 17:44:19
364038文字
会話率:39%
最強の戦闘兵器として生まれた、一体の人造人間。
彼は強敵を求めていた。
己が全力を出して戦える相手を、求めていた……。
最終更新:2018-09-05 16:31:07
5077文字
会話率:3%