大学のサークル仲間である女子達が、大学卒業後もしょっちゅう居酒屋に集まって近況報告をし合うという何でもない日常の物語。しかしそのメンバー達はそれぞれ独特の人生を歩んでいた。
舞台は登場人物の一人である絢香が店主をつとめる居酒屋。30歳からの
10年間、それぞれどんな日々を過ごしていたのだろうか。また、彼女達は将来に向けての計画を一緒に立て始める。
高嶋絢香…大学卒業して飲食チェーンに就職。紆余曲折あり、29歳で退職して独立。自分の店を持つことが出来た。彼女は学生時代から恋愛に関しては何の興味も示さなかった。現在も独身であるその理由とは。
武田優子…絢香達とは一年先輩(だが絢香が一浪していた為、絢香とは同い年)。誰とでも仲良くなれる明るい性格の彼女だが、会社の上司と長年不倫関係にあった。40歳間近で年下の彼氏が出来、結婚する事になったがどこか浮かない表情。
中野由香里…大学卒業後は教員採用試験の勉強をしながら塾講師のバイトをしていたが、2年待っても結果が出ず、そのまま学習塾に就職。物凄いストレスを抱えている頃に、20歳年上の康太郎に声をかけられる。長いことくっついたり離れたりを繰り返しながら結局彼と結婚し、専業主婦となる。子どもはいない。
内田沙織…両親とも大手銀行に勤めていたこともあり、厳しく躾けられてきた反動で大学時代から派手に遊び回っていた為、フリーターのまま結婚離婚を繰り返す。いろんなスーパーのいろんな部署で働いているので、自らを「ある意味スーパーウーマン」と呼んでいる。
斎藤仁美…大学の頃から付き合っていた同級生の真一と結婚して一男一女の母となる。このメンバーの中で唯一まともな暮らしをしているように見えるが、彼女にも大きな悩みがあり、密かな野望があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-14 11:12:16
98152文字
会話率:22%
ある暑い夏の日。「招待?」僕はどうするべきだったのか「そう、ほら周尾さんちの館。おっきいでしょう?夏休みあの間だけでも家政婦さんに休みを出すから」あの惨劇を「それで代わりに仕事をする人が欲しいってことね……」あの変貌を「そう、で。あんた結構
家事とかそういうの得意だったじゃない。家にいてもどうせ課題以外は特にやることないでしょう?」人の終わりを「まあそうだけど......それなら行ってみるかな。交通費はあっち持ちでしょ?」終わりの始まりを「賃金も出るらしいわよ!」そして「それじゃ―――――行ってきます」この数奇な運命の始まりを
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 23:42:25
1360文字
会話率:20%
テニスの試合に於いて気力の必要性を述べたエッセイ。
最終更新:2021-05-28 20:39:56
1770文字
会話率:14%