アウラムという、とても栄えた国がありました。
そこは、偉大な王様と2人の科学者が統治している王国でした。
ある日、2人の科学者はとても大きな喧嘩を始めました。
とても多くの人々が死に、土地がやせ細り、不毛の地になった頃に決着がつき、悪い科学
者は国の外に追放されました。
しかし、善い科学者は悪い科学者の力が必要だと言って悪い科学者を国に引き戻し、荒れ果てた国を一緒に再興し始めたのです。
やがて国に人が戻り、土地が豊かになり、国はかつての繁栄を取り戻しました。
そして科学者の二人も仲直りして、とても幸せになりました。
その国の繁栄は今も続いているのです。
そんな昔話がある国『アウラム』
その土地に住む人は永遠に幸せに暮らせるとまで皆が口々に言う。
しかし、アウラムは今まさに滅亡の危機に瀕していた。
古来より国境線の彼方から襲来する魔物の存在である。
再興したアウラムの技術の力で完全に対処できるようになったと思われていた魔物だったが、魔物の長とも呼ぶべき存在が、魔物たちを統べてアウラムに差し向けているらしい。
そこで、国をまとめる2人の科学者が科学の叡智を注ぎ込んで完成させた魔物撃退用人体強化艤装を装着した少年の2人、リーンとアーティは魔物の長を倒してアウラムの国に平和を取り戻そうと誓う。
いつか来る安寧の時を信じて。
※こちらの作品はweb小説投稿サイト「ハーメルン」にも掲載させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 20:25:09
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