ケルト神話のクーフーリン。北欧神話のジークフリード。
悲運の英雄と呼ばれる存在は数多存在する。
悲劇とは教訓めいたものが主流であり、悲劇の英雄自身が奮起して運命を克服する話というものは歓迎されない。だが、この世にたった一つくらいは
自分の運命を受け入れてなけなしの努力をして悲劇的な運命を克服しハッピーエンドを迎える、そんな話があってもいいと思って今回筆を取ることになった。
奇想天外な現代風解釈の幻想小説を堪能してもらいたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 17:16:07
3895文字
会話率:24%