「なして大学で教職課程を取らんかったとね」--。
39歳で失業して田舎に帰りぶらぶらしていたら、隣の県に嫁いだ母方の叔母から、まるで伝染病の予防接種を受けなかったかのように嘆息された。
教職に就くつもりがなくてもなにかあったときの保
険のために教員免状を取得した同級生は、少なくない。女子の場合、それが嫁入り道具にもなる。
叔母は隣の県に立地する大学の教育学部を卒業し、地元に戻って小学校教員になり、大学で知り合ったという叔父と結婚するため寿退職した「華麗な経歴」を誇る。
しかしおれは、教員にだけはなりたくなかった。児童・生徒や保護者、地域住民から「先生」と呼ばれる立場に身を置くのが嫌だった。それは、幼き日のこんな思い出が脳裏に刻まれているからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 23:00:00
5436文字
会話率:39%
『国際社会の未来とは!? 1980年代の記録です。』
1986年頃、教職課程で作成した教案です。
就職のため教育実習が受けられず、
教職にはつきませんでしたが、
その後色々なことを考えるのに、大変役に立ちました。
使用教科書は、山川出版
社の高校『現代社会』です。
(第二部『現代社会の基本的問題』のうち第4章『国際平和と人類の福祉』)
集団的安全保障と集団的自衛権の区別(前者は世界全体で仮想敵を作らない、
後者は同盟国同士が守り合う)も最近まで忘れてしまっていた私ですが、
最近当時の資料を発見し、ロシアのウクライナ侵攻もあったので掲載します。
何かのご参考になりましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 16:50:49
2795文字
会話率:0%
いじめがはびこるクラスに、スターリン先生がやってきた!
果たして、いじめっ子たちは粛清から逃れることできるのか!?
(タイトルからしていろいろとブラックです。教職課程でいじめ問題をいろいろと考えた時、クラス内を共産主義社会にすればいいんじ
ゃね、とか思いました。あと、わたしは無知ですので。byーー)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-21 15:01:56
4356文字
会話率:37%
大学構内の小さなピアノ室。その一室から聴こえてくる流れるようなピアノ。ピアノ室から出てきたのは一人の男子学生だった──。小学校の教員免許を取るべく教育学科に在籍していることり。音楽の単位を取るにはピアノ実技が必要だが、ことりはまったくピアノ
が弾けなかった。「ピアノ教えてください!!」マイペース女子とピアノ男子の異文化コミュニケーション。
全14話+番外編2話+後日談3話+スピンオフ3話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-14 07:00:00
67293文字
会話率:49%