この物語はフィクションです。実際の人物、事件及び団体とは一切関係ありません。
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――ナ
ユタに夏が来た。血塗られた夏が。
八月。ナユタ市警に刑事山本は《鉄仮面党》と称する一団が引き起こす連続殺人を追っていた。路地裏に張り巡らされた巨大な蜘蛛の巣。フュージョナーに作用するという薬物の噂。山本は危惧していた。やがてこれらの事象がフュージョナーと普通人、新たな対立の火種になるのではないか、と。
一方その頃、助手としてトビを迎えた尾賀叉反探偵事務所にとある人物が現れる。
ナユタ有数の大組織《崔樹組》の幹部であり、叉反とは古い因縁を持つ男、天霧久我。
彼は叉反に突如として失踪した自らの飼い犬探しを依頼する。
渋々簡単な調査を引き受けた叉反だったが、それが血生臭い陰謀へと繋がっている事を、今はまだ知らない・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 20:26:12
82485文字
会話率:47%
※2015年5月5日、サークル鱶壹より発行された同人誌『探偵尾賀叉反 翼とヒナゲシと赤き心臓』を、一部語句などを訂正して投稿しています。
※pixiv安田壹アカウントにおいても、同内容の小説を投稿しています。
『騒乱の街』事件より数週間後
。
ナユタ旧市街に暮らす青年トビは、失業したその晩、謎の外国人レベッカの逃走劇に遭遇する。
偶然その場に居合わせた叉反達とともに、謎の組織に拐われたトビは翻弄されるまま組織の陰謀に巻き込まれていく……。
――ハードボイルド探偵活劇、第二弾!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-25 00:29:28
149017文字
会話率:42%
※2013年12月31日、サークル鱶壹より発行された同人誌『探偵 尾賀叉反』の「騒乱の街」の章を、一部語句などに訂正を加えて投稿しています。
近未来。体のどこかに他生物の一部を持つ人間、《フュージョナー》が暮らす世界。
蠍の尾を持つ探偵尾
賀叉反は、ある時、行方不明になった元ヤクザの男を探すように依頼される。追跡の末、男に追いついた叉反。しかしそこには、男を狙う裏組織の手が迫っていた!
――ハードボイルド探偵活劇、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-24 22:30:42
71261文字
会話率:42%