私と初めて会ったのに、露骨に態度や言葉の暴力を投げつけてくるこの男はなんなんだよ!
最終更新:2024-02-02 03:00:00
1186文字
会話率:48%
大学生二年生の俺は精神状態が不安定な同級生の彼女と半同棲の生活を送っていた。
友達から羨まれる程の美人な彼女だが、毎日のように癇癪を起こし、少しずつ苛つきを覚え始め最近ではいつ別れようかとその事ばかり考えていた。
前期納会が終わっ
た深夜に俺は家に帰ると、彼女は何も言わなかった。
いつなら夜遅くに帰ると取り乱して物を投げつけてくるが今日は違った。文句一つ言わずに彼女はすぐに部屋へ戻って寝てしまった。
珍しいこともあるもんだと俺はシャワーを浴びて眠りについた。
次の日の朝、彼女は浴室で手首を切って死んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 20:36:45
45259文字
会話率:30%
魔導師アルタは疲弊していた。
というのも勇者レンが雇用費をケチるせいで、パーティーメンバーがレンとアルタの2人しかいないからだ。おまけにレンは口の悪い男で、アルタに厳しい言葉ばかりを投げつけてくる。疲れるなという方が無理な話だった。
それでもアルタは頑張った。故郷で待つ家族のため、あらゆる魔法を習得し、ついでにメンタルも強くして、ついに彼女はレンと共に魔王を打ち倒すことに成功する。
だが魔王が息をひきとる瞬間、レンはアルタを庇うかたちで、恐ろしく凶悪で最悪な呪いをその身に受けてしまうのだった——
これは役目を終えた天邪鬼勇者と初心すぎる魔導師の、むず痒くしょうもない物語。そして大体ギャグ。
※こちらは連載版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 18:17:43
42227文字
会話率:36%
魔導師アルタは疲弊していた。
というのも勇者レンが雇用費をケチるせいで、パーティーメンバーがレンとアルタの2人しかいないからだ。おまけにレンは恐ろしく口の悪い男で、アルタに厳しい言葉ばかりを投げつけてくる。疲れるなという方が無理な話だった。
しかしアルタは頑張った。故郷で待つ家族のため、あらゆる魔法を習得し、ついでにメンタルも強くして、ついに彼女はレンと共に魔王を打ち倒すことに成功する。
しかしレンはアルタを庇うかたちで、恐ろしく凶悪な呪いをその身に受けてしまうのだった——
これは役目を終えた天邪鬼勇者と、初心すぎる魔導師のあまじょっぱい恋の物語。そして少々ギャグ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 09:32:15
5923文字
会話率:27%
その日は朝から天気が荒れていた。空は分厚い灰色の雲に覆われていて全体的に景色が薄暗くどんよりとしていて気分まで沈むような空気の中、気は進まないが今日も学校に行かなければいけない。
「6時50分......そろそろ出るか」
身支度を整え階
段を下り玄関で黒の革靴を履き扉の鍵を閉め、目的地へと出発する。
道幅の狭い道路の片隅をイヤホンを耳に付けて自分の世界に浸る。周りなど知る者か......
ワゴン車、オートバイは騒音を立てて横切っていくが気にとめることはない。
学校を目前にして細かい粒雨が降り出すと俺はいつもより余計に登校意欲を削がれた。
こんな思いをしてまで学校にいく意味があるのか、言い訳ばかりを募らせていつもの人気が少ない道で小言を垂らす。
成武高等学校、それが今俺が目指している場所である。
成武の校舎は坂を登らなければならない。とにかく俺は面倒事と疲れる事が嫌いだ。なぜ俺がそこまでする必要がある......いや、ない。けれどもするのは行かなければ面倒が生じるからだ。それはあの女、瀬名芽衣が原因だ。瀬名芽衣は俺の所属するクラス、1年B組の委員長、本当にこいつは厄介だ。
朝の挨拶を無視すれば、まず何を入れてるんだと言わんばかりにパンパンに詰まった学生鞄を投げつけてくる。まずそれが死ぬほど痛いのだ、そして問題の登校拒否に関してだが、彼女の委員長としてのプライドに賭けてそれは不可能だ。入学式から三日後、委員長を含め委員会が決まった日に奴は目の前に現れた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-02-24 18:24:25
6367文字
会話率:61%