飛坂憲志の処女作且つ代表作である小説『ハンナ』は、受賞やメディアミックス等の功績を残した。しかし飛坂は『ハンナ』を憎んですらいるという。死期を前にした彼の前に一人の女が現れ、告げる。「ハンナを、思い出してください」と。小説『ハンナ』に隠され
た真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 18:00:00
25272文字
会話率:41%
彼、直樹思恩には愛してやまないものがある。
それは、『NTR作品』である。
元カレ、チャラ男、体育教師、校長先生。
数多あるNTRジャンル中でも強い拘りをもち、そして、人生の糧として楽しく日々を生きていた。
そんなある日
、思恩はしょーもない理由で26歳を迎える誕生日の日に死んでしまう。
身体から少しずつ熱が抜け、冷たくなっていくのを自覚しながら同じく、冷たく暗くしょーもない青春時代を思い返しながら涙を一筋流し、思恩は息を引き取った。
次に目が覚めた時、自分が転生した事を自覚した思恩。
鏡に、人畜無害そうな優しそうな大人しそうな少年が写っていた。
思恩は嘆いた。
確かに自身の人生を悔やんではいたが、他人のましてやこんな優しそうな、大人しそうな少年の人生に成り代わってまでやり直したいとは思っていなかった。
その為、思恩は悔やみ、申し訳なさを感じ、せめてもと奪ってしまった少年の人生の為に、勉学に励み、健康に気を使い。
思恩が少年を見て最初にに抱いた感想通りの人間になれる様努めて真面目に生活していた。
それから数年、思恩は変わった。
毎日あんなに罪の意識に苛まれ、罪滅ぼしの様に厳しく毎日を生きていた思恩は、通い始めた中学にも通わず。
毎日自堕落に怠惰な生活を送っていた。
鏡に写るたびに後ろめたさを感じていた顔を、まるで親の仇の様な表情で睨め付ける。
そこに写っていたのは、前世で思恩が愛してやまなかったオープンワールド恋愛シュミレーションゲーム。
『僕が考えた最強の漢〜シコウッ‼︎のNTR〜』の主人公の一人。
思恩が愛してやまないゲームで最も嫌悪し、なんなら憎んですらいる最凶のチートキャラ。
"二兎セイヤ"その者の姿であった。
果たして思恩のいくつく先は、バットエンドかはたまた前人未踏のトゥルーエンドか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 22:03:55
953文字
会話率:3%
ハイウェイで玉突き事故が起きた。
事故現場付近のハイウェイオアシスで、男と女が出会う。
女は、男を『良い人』だと、思う。
最終更新:2016-11-07 16:24:48
5681文字
会話率:36%