超高齢化社会、超監視社会、政府に義務付けられたAIとの生殖行為。そこに人の本当の感情は存在しない。これは、僕と彼女の本当の恋を考える物語。
最終更新:2024-08-10 22:54:44
257文字
会話率:0%
2502年発売 エドガー・フロワ著『龍の花』一節
″龍″とは
1 植物8割、土1割で構成される移動型植物の総称である。
2 臓器を持たず脳も無い。ただし感情は存在する。
3 何にも囚われない。
※この作品はpixiv小説(htt
ps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18165232)にも掲載されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 22:49:30
249137文字
会話率:58%
―――カツンッ
卒業パーティーが行われている大広間に、気高いヒールの音が鳴らされた。
侯爵令嬢ルアリナ・ルート・カルマスは、笑みを崩すことなく自身の婚約者とその浮気相手を見据えた。自分たちの間に恋愛感情は存在しない。この婚約は、王
命によって無理やり結ばれたものなのだから。ルアリナにとっては初恋を踏みにじって結ばれた婚約。そんなものに誰が愛を求めるだろうか。ましてや、尻拭いばかりさせる婚約者に。
「ルアリナ・ルート・カルマス!今日この場をもって、僕と君との婚約は破棄させてもらう!!」
声高に叫ばれた婚約破棄は、ある意味彼女にとっては救いだった。有り得ない罪状を並べ立てる婚約者たちに辟易していたそのとき。自分の隣にやって来たのは、ルアリナの親友であり、ライバルである、義理の弟だった。
これは、一度は諦めた初恋を再び取り戻す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 23:25:39
11086文字
会話率:43%
昨今、脱毛という非常に便利なものが栄えている中、金銭的に困窮している私は手間と時間をかけあるものを毎朝行なっている。不潔、面倒、邪魔、不格好など何かとネガティブな発言を纏うあいつについて語った。
私は好きだよ。
最終更新:2022-07-09 17:53:06
224文字
会話率:0%