最後の楽園《エデン》は業火に包まれた。生存者を探し、町に潜伏していた男二人は、絶望的な状況の中一つの影を目にする。その影こそが、彼らをさらなる戦いへと導いてゆくとも知らずに……。
絶対的な力を持つ“政府”に抗う、7人の物語。無謀なる戦いの結
末は、救済か、それとも犬死か。
SF長編「セルッサ・ベル」一作目。――目には目を、歯には歯を。憎しみの連鎖は止まらない。
※感想、評価、そして誤字脱字の指摘など、お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 21:21:35
32137文字
会話率:33%
神々の大陸の中央に位置する、潤水国家ミミル。自然豊かなその国を騒がせている人物がいた。
その人物とは、自らを『怪盗・満月の夜』と名乗る泥棒。満月が夜空に昇る夜、満月の夜は予告した標的を確実に盗み去ってゆく。国を飛び出し、大陸にまでその名を馳
せた、大泥棒である。しかしその正体は、商店街の一角で魔法工房を営む少女、クリシュナだった。
そんな満月の夜を追うのは、探偵としては新米でありながら聡明な頭脳と冷静さを併せ持つ、政府直属探偵の少女、エルメス。彼女は、とある事件で満月の夜にターゲットを盗むことを諦めさせた、唯一の人物である。また、日常においてはクリシュナのよき親友でもある。
怪盗少女クリシュナ、探偵少女エルメス。
これは、そんなふたりの熱い捕り物バトルと、やがて大陸の未来を大きく揺るがす大事件の記録である。
注:
惨酷な描写ありとありますが、物語終盤までそのようなシーンはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-25 07:08:28
109771文字
会話率:38%