抜き取ったお賽銭を数えることが趣味の、いい加減な数の神に頼まれて、おなじみ、中世ヨーロッパ風の異世界に転生した。ところが、この神様は転生者に、特殊能力や特殊アイテムを与える能力はないらしい。いい加減にしろ!まあ、神様の前に積んであった、お
賽銭を分捕ってやったけど。「生きっているって、どういうことかわからない?」という神様の要望に応えるべく、前世とこの世界を比べながら、生きていく事、逆に言えば死なないこと。要するに死ぬリスクに関わる情報を集め、それをネタにして、神様の暇つぶしに付き合いながら、この世界で生きていくことにした。冒険?やんないよそんな危ないこと。私は安全第一で生きていくんだからね。恋愛?そんな要素みじんもないよ。友情やライバル?それもないよ。何の売りがあるんだ?この話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-05 00:00:00
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