ハワイに住むバツイチ独身女性でピアニストの徳川りさが、赴任してきたフルーティストの若い牧師、クリスと出会う。
牧師には様々な女性問題が巻き起こる。
りさがクリス牧師のフルートの伴奏を頼まれていくうちに、クリスはりさへの恋心が育つ。16
歳という年齢差があるが、二人の幸せな半同棲生活が始まる。
2人は宗教、スピリチュアルな話で盛り上がる。
小説内では、ハワイのスポット、レストランを紹介している。
2年半がたった頃、りさは元の彼に再会する。
その日から、クリスに別れを切り出し、クリスとの体の関係を絶つ。
それでもクリスは10か月間もりさの家に通い続ける。
ある日、日本からヒーリングの一行がハワイに訪れる。その中の娘、時子が他のヒーラーの真言によってハワイに住みたいと思い始める。
数か月後にクリス牧師にアタック仕掛ける。りさとクリスは別れる。時子とクリスが付き合う。別れた日に、偶然りさは元彼と道でばったり会い、その晩ともに過ごす。
最初に時子がいたグループの一人、波動の高いスピリチュアルな能力を持った千佐子とりさが連絡をとるようになる。
クリスと別れた後、クリスのしたことで、りさの心が深く傷つく。
千佐子がりさの心のサポーターになる。
周りの人々の助言によって、りさは惑わされクリスへの執着が深みにはまっていく。
りさは食べられなくなり、体重が34キロになる。後に、元カレとも些細なことで別れる。
他国で様々なヒーラーのセッションを受ける。一人になったりさが、日々学びを得て悟りは深まっていくが、平安な精神にまでには至らない。
しかしながら3年を過ぎたころから少しずつ、自分の考えに巻き込まれていた仕組みに気づいていく。
クリスがひどい目に合わせたのではなく、自分がそう思っただけなのではないだろうか。
4年後の高僧の講演会で子連れのクリスに出会う。
それがクリスとの学びの、本当の卒業だとわかる。
りさには新しい友人も増えて、ユーチューブや本を読んで悟りの勉強を続けながら、穏やかに生活をする。
自分が意識したように世の中が回っていることに気づく。自分が中心だということがわかり始める。その頃、運命の人が表れる。自分が創造主だとわかる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 06:13:42
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