※この作品は2013年に書いたまま眠っていた作品です。しかもその後の構成が浮かばずに放っておき、そのうち続きを書くだろうととっておいたものです。ですが削除するのももったいないので投稿しました。
世界は三つ存在する。星の女王が統べる「星の世界
」。創造された近未来都市「太陽の世界」。雪女たちが守る「第三世界」。それぞれの世界はエレメントと呼ばれる不思議な自然の魔法によってその勢力の均衡を保っていた。
星の女王はそのエレメントの均衡を守るために生涯をかける。女王を擁立させるのは星の賢者と呼ばれる四人の星の民。幽閉同然で地下に住まう女王はついにその命が尽きようとしていたが、彼女の目の前に古い友が現れる。
それは冥界への扉を守る「第三世界」の〈境界の女〉の奇跡の子・ソルブアであった。彼は何百年と眠る冥王より祝福を受け新たな力「マリョカ」を手に入れ、星の賢者たちに縛られた女王を攫っていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 10:25:33
6061文字
会話率:31%