学校には七不思議や怪談話が尽きないもの。雑誌記者の主人公──進藤 慶一は、調べ物をしがてら学生たちの噂話に耳を傾けていた。
ありふれた怪談。使い古された噂。そんななかで興味深い噂話が耳へ届いた。
最終更新:2024-08-27 06:20:00
7380文字
会話率:32%
守山は嫌になるくらい凡人で、凡人であるのに諦めていた。普通に過ぎて普通に終わる生活。それが永遠に続いていくそう思っていた。だが、目の前には黒い怪物が現れ、人間を引きちぎり暴れ回っていた。
守山は嫌になるくらい凡人で、凡人故に生存を諦めて
いた。
そこへ黒い人影が現れる。いや、人影ではない。影そのものが現れた。影は守山を助け、怪物と戦い始める。しかし、怪物は強く、影はどう見ても劣勢。引きちぎられるのは時間の問題だった。
嫌になるくらい凡人の守山は、凡人でない影が倒れて凡人である自分が生き残るのが許せなかった。
自分を奮い立たせて守山も怪物に立ち向かうが、それでも怪物は強かった。
二人とも殺される。そう思った守山だったが、殺されなかった。かわりに影の姿が見えない。
影は守山と合体し、彼に怪物と戦う力を与えた。
こうしてここに、シャドーマンが誕生した。
影の名はマゴウン。彼の目的は影の世界の住人シャドー達の王に選抜されることだった。
シャドーはこちらの世界、彼らは光の世界と呼ぶ、の物体と合体することで、互いに力を増強させることができ、自分の一部をシャドーサーヴァントとして使役することもできる。先程の怪物は、驚くべきことに、シャドーサーヴァントの一体であるとマゴウンは語った。
こちらの世界に来たシャドーはマゴウンを入れて7人。彼らを倒し、最後に影の世界へと戻れば、マゴウンは王となれる。
嫌になるくらい凡人の守山は、凡人である自分を否定しヒーローとなるために、マゴウンと共に戦い抜くことを決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 21:00:41
56321文字
会話率:57%