愛人であった日陰者の母は、父の正妻の怒りそのほかにより病に倒れて死んでしまった。母の一人娘であったモヴが唯一頼れたのは、母方の祖母一人。しかしその祖母も病には勝てずに亡くなった。モヴはそんな時に、よくわからないまま、祖母との約束だからと、父
の元に引き取られる前に連れ出した男、フォスの屋敷に引き取られた。待っていたのは思いもしない贅沢な暮らし。たくさんの教養を学ぶ夢のような生活だったが、結婚が可能になった誕生日、モヴはフォスに襲われた。
間一髪で自分を守ったモヴは、ぼろぼろになりながら、それまで出てはいけないと言われていた外に飛び出したのだった……! と言うどっかで聞いたことのある展開から始まるお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 19:29:40
2158文字
会話率:27%
ネット小説を読むのが好きな高校二年生の少年が、少し変わったファンタジー小説を見つけた。
それは、作品が面白かったと思った時に入れる「応援ポイント」の総数に応じて強くなる少女勇者のお話。
少年がこの小説を見つけた時、応援ポイントはスッカラカ
ンの0ポイントだった。
こんな調子で、この小説は大丈夫なんだろうか。
この小説の行く末が気になった少年は、この作品を読み続けることにした。
ついでに、10点の応援ポイントとブクマを入れて。
これが、少女勇者と少年の数奇な運命、そして少女勇者の快進撃のきっかけになるとも知らずに。
やがて少年は、知ることになる。
この小説が抱える秘密について。
※注意事項 一度は読んで!
「小説家になろう」においては、評価ポイントの入力などに直接影響を及ぼすような内容の作品の投稿を禁止しております。(評価ポイントの総数によって展開が変わる作品など)
運営様に問い合わせたところ、あくまで題材にするだけで、実際の作品のポイントの入力などに影響を及ぼさない作品なら投稿しても問題ありませんが、例えば作中の描写が明らかに「小説家になろう」を題材としていて、上記の禁止行為が「『小説家になろう』の評価システム上問題ない」と誤認させるような内容も遠慮していただきたい、とのことでした。(意訳)
この作品内の作品は、「小説家になろう」とは全く関係ない小説投稿サイトに作品を投稿しているという設定です。
そして、この作品内作品でのポイントの増減もただの演出であり、ストーリーもあらかじめ決まっています。この作品そのものにどれだけポイントが集まろうと、展開そのものが変化することはありません。
以上を踏まえた上で、この作品をお読みいただくようお願い申し上げます。
え?
これだけ面倒な手順を踏むくらいなら、もう投稿するのは諦めればよかったのに、ですって?
だって、運営様からお返事が来た時には、もう最終話まで書いてたんだもん……!
ここまで書いたからには、投稿したかったんだもん……!
失礼。取り乱しました。
そういうワケで、読者の皆様方におかれましては、この作品を読んだからと言って、実際のポイントの総数などで物語の展開が変わるような作品の投稿はお止めいただきますようお願い申し上げます。自分とこの作品が怒られちゃいますので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 15:09:24
26148文字
会話率:15%
20年ほど前、世界中の一部の6歳になった子供たちがおかしな力を持った。彼らはのちに『能力者』と呼ばれるようになり、その後も6歳になると能力に目覚める子供たちが増えていった。
豆田夏奈(まめだかな)は港町大鈴町(おおすずちょう)に住む中
学2年生だ。彼女が他の中学生と違う点は特殊な能力を持つ能力者であること。その能力は『文房具とともに変化し強化される能力』、分かりやすく言うと、ひとたび彼女の手に触れれば、鉛筆はまるで如意棒のように、伸縮する槍となり、消しゴムはまるで爆弾のように爆発するようになる。そのうえ文房具に触れて能力を発動している間は運動能力が飛躍的に上がる……。そんな彼女だがある悩みがある。それは自分の能力をうまく抑えられないこと。大抵の能力者はどんなに遅くとも10歳で自分の能力をコントロールできるようになる。しかし夏奈はもう13歳(もうすぐ14歳になる)というのに自分の感情とともに能力を暴発させてしまう。それが彼女の悩みであった。
――これはそんな彼女が様々な大冒険を乗り越え成長していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-09 20:24:09
14651文字
会話率:49%