科学が荒廃した戦乱の世。
世界には大小いくつもの国家が存在し、建国と滅亡を繰り返していた。
独裁軍事国家ライナルト帝国は、大陸を統一するとまで言われていたが、建国されてより47年で滅亡してしまう。
これは、滅亡した帝国、最後の皇帝
アグネスとその近衛騎士ディートハルトの物語。
アグネスが5歳の時、ディートハルトはそれを守護する騎士として配属される。
我儘な子供とやる気のない大人であり、二人は毎日喧嘩をして過ごしていた。
アグネスの祖父にあたる皇帝ライナルトは、唯我独尊の支配者であり、アグネスを次期皇帝にするべく帝王教育を始めるが、そんなアグネスをディートハルトはわりと命がけでからかったりしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 16:05:22
364257文字
会話率:41%