幕末頃 小説家になろう　作者検索

月の綺麗な夜のこと。 何かに引き寄せられるようにして、青年は海辺に立っていた。 そこから見えるのは、置いていかれたリンドウの花。 水面に揺れる小花は言った。 「月に行こう思っていたのです」 今宵の月が映すものは、誠実か、正義か、それともあなたか。 折りたたむ>>続きをよむ

この物語は幕末頃の青年が中世ヨーロッパを思わせる異世界にて駆けずり回る物語である。