両親から宝物のように大切に甘やかされて育てられた10歳のキャンベル伯爵令嬢のキャロラインは、慰問した孤児院で不潔・デブ・奇人のアデルと身体が入れ替わってしまう。愛する両親からも、大好きなステファンからもアデルとしての自分を拒絶され、誰からも
入れ替わりを信じてもらえず、キャロラインは孤児のアデルとして生きる道を余儀なくされる。悲しみながらもアデルとしての人生を受け入れ、少しずつ成長していく。
やがてキャロラインはアデルとして徹底的に自分を磨き、清潔・スレンダー・高潔な女性へと成長し、商会へ就職する。商会では女主人の秘書としてあれこれ活躍しつつ、恋や仕事にあれこれ悩むこととなる。しかし大好きだったステファンと再会すると、運命の歯車はまた回り始め…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-19 17:00:00
85174文字
会話率:57%