社畜として生きていた岐津咲哉は、ある日いきなり異世界にやって来ていた。
原因は分からないが、社畜を脱する事が出来、しばらくはのんびりと生活してやろうとしていたが、自分はスタイルの良い狐娘になっていた。
しかも、イメージしたらその通り
になる万能な力も備わっていた。だが、それを狙う者や、疎ましく思い迫害をする者が、彼の生活を邪魔してくる。
全く違う性の前に、好奇心や戸惑いの前に、先ずは社畜として働き過ぎた身体を労おうと、自堕落な生活を目指す。
しばらくは、老夫婦の元で過ごしていたものの、ある者達の登場で、またその生活に陰りが見えてきた。
自堕落な生活を送りたい。
その生活の為、邪魔してくる者達を振り払っていると、獣人ルドルフに懐かれるは、地元の人達に慕われるは、徐々に自堕落な生活と、かけはなれていきそうになる。
その時、獣人ルドルフからの提案で、彼の男としてのプライドまで砕かれそうになる。
自堕落な生活を送るため、男を捨てて女になるか、咲哉は日々、その選択を迫られていく。
それでも彼は、このまま自堕落な生活を送ると決めていた。彼はその為の基盤を、作り始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 14:52:13
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