「お前は選ばれた──だが、“授けられなかった”」
“世界の果ての逆さ”で目覚めた高校生・シロ。
彼と同じく“転移”した九人は、神の如き“権能”を授かり、この世界を支配する“九柱の神”となった。
だが彼らは、“堕ちた”。
残されたのは、
何も持たない“ただの人間”。
神に従うことなく、神に与されることもなく、ただ一人、“神”に抗う少年。
神の使いを名乗る少女・エステルは語る──
「あなたには、“堕ちた神々”を止める旅をしてもらいます」
力なき者が、力を持ちすぎた者を討つとき、
そこに生まれるのは、神話ではなく──戦いの記録。
“神”を殺せるのは、いつだって“人”だけだ──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:00:00
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会話率:35%